これから積立投資を始めようという方々にとって証券会社をどこにすればいいのかというのはかなり重要な問題です。
今回はつみたてNISAもしくは特定口座を使った投資信託での積立を行う場合での楽天証券の優位性について解説していきます。
証券口座選びで悩んでいる方、そして楽天証券で証券口座を作ったけれどもまだ積立が始められていない方の中には、楽天証券のメリットがいまいちピンと来ていなかったり、使い方がよく分からない方も多いのではないかと思います。
楽天証券はネット証券会社では最大手のSBI証券に次いで2番目の口座数ですが、2019年、2020年と口座開設数をどんどん伸ばし、SBI証券の倍のスピードで口座開設数が増えています。
本投稿は、これから積立投資をお考えの方、または楽天証券で口座開設はしたけれど、まだ積立に踏み出せていない方々が楽天証券のメリットを確認出来る内容となっています。
楽天カードクレジット決済での積立投資とは
楽天証券のメリットは楽天クレジットカードを使った積立投資この一言に集約されます。
楽天証券で口座開設された方で、もしクレジットカードでの積立を行っていない場合はすぐにクレジットカードつくることをおススメします。
楽天証券で投資を行う場合、楽天カードを使わない手はありません。
楽天カードクレジット決済の要点を簡単に解説します。
1.毎月5万円までクレジットカード決済が可能
例えば、つみたてNISA で毎月33,000円の積立を行っている場合、まだ余力がある方でしたらさらに17,000円まで特定口座でクレジット決済することが可能です。
2.毎月の積立額に楽天スーパーポイントか楽天証券ポイントを利用できる
実は楽天証券で取得できるポイントには楽天証券ポイントと楽天スーパーポイントの2種類があります。
この2つはポイントプログラムの部分でさらに解説しますが、これはどちらを選んでもポイントを使った積立投資が可能だということでご理解ください。
3.決済額に応じて楽天スーパーポイントが100円につき1ポイント付与される。
クレジットカードで積立投資が出来てさらに還元率が1%というのは今のところ楽天証券だけなのでここはかなりのメリットと言えます。
ポイントに関してはこの次で詳しく解説しますが、以上3点がクレジットカード決済の要点です。
こんなにお得!楽天ポイントプログラムとは
先ほどもお伝えしましたが楽天証券で獲得できるポイントには楽天証券ポイントとスーパーポイントの2種類があります。
どちらかを選択する訳なんですが、初期状態では楽天証券ポイントが貯まるように設定されてます。
ざっくり解説すると、楽天証券ポイント というのは楽天証券内で使えるポイント、一方楽天スーパーポイントは楽天グループ共通のポイントサービスで、旅行や買い物に使えるポイントということです。
楽天証券ポイントはJALマイレージバンクへの交換が可能なのですが、還元率があまり良くないこと、そしてポイントの有効期限が最長2年間ということなので個人的には楽天スーパーポイントへの設定がおすすめです。
クレジットカードで積立をすると1%のポイントが付与されるというのは先ほどお伝えしましたが、これとは別でハッピープログラムに登録しておけば投資信託の残高に対してポイントを貯めることが可能です。
このハッピープログラムを利用するにはマネーブリッジの登録が必要になります。
マネーブリッジに関してはこの後にお伝えしますね。
2番目真ん中(赤枠部分)の楽天証券で投資信託を毎月5万円積立した場合の例で計算をしてみたいと思います。
楽天クレジットカードで毎月5万円の積立をすると1%の500ポイントつきますので、年間6,000ポイントになります。
これとは別に投資信託の残高10万円ごとに毎月4ポイントがつくというのはどういうことかというと、こちらの図のような計算式になります。
6,144ポイントが1年間でもらえる楽天スーパーポイントということですから、こちらのポイントまで含めた還元率を計算すると1%を超えるということになります。
考えようによっては投資信託の信託報酬の相当分がこのポイントでまかなえます。ここが楽天証券で積立投資を行う最大のメリットと言えます。
さらにハッピープログラムは投資信託以外の商品お取引いただきにもポイントが貯まりますし、ATM の手数料が最大月7回まで無料になったり、同じ銀行間の振込手数料が無料になったりと特典がいくつかありますので是非ハッピープログラムに登録しない手はありませんね。
マネーブリッジって何?
マネーブリッジの3つのメリット
- 楽天銀行で優遇金利を受けられる
- 楽天銀行・楽天証券間で自動入出金(スイープ)が手数料無料でできる
- ハッピープログラムが適用される
1つ目は「楽天銀行で優遇金利を受けられる」という点です。
マネーブリッジに登録するだけで、楽天銀行の普通口座の金利が0.10%になります。
大手銀行の金利は概ね(0.001%)ですので圧倒的に高い金利で預金することが出来、預金効率がぐっと上がります。
2つ目は「楽天銀行と楽天証券間で自動入出金(スイープ)が手数料無料でできる」点です。
投資を行う場合、通常は銀行から証券口座への資金の移動を手動で行う必要がありますので、その都度、手数料と時間がかかってしまいますが、
マネーブリッジに申し込んでおけば、楽天証券で注文する際、不足資金を楽天銀行の預金残高から自動で入金することができます。
さらに、証券口座にある余剰資金は毎営業日の夜間に楽天銀行へ自動入金されるため、自分自身で資金を移動する手間がかかりません。また移動した資金には、楽天銀行の優遇金利が適用されます。
ですので、楽天銀行に残高があれば自動で証券口座に入金してくれるので、証券口座の残高を気にすることなく、また国内でもトップクラスの預金金利が適用されるので 手間がかからずかつ効率的に資金の活用が出来ます。
3つ目のメリットは先ほどの「ハッピープログラムが適用される」という点です。
ここまでまとめると、
ここで補足ですが 、
楽天スーパーポイントアップという制度があります。
楽天市場で買い物をすると通常は代金に対して1%のポイントが付与されるのですが、
この楽天スーパーポイントプログラムというのは、こちらの図のように各条件をクリアすると還元率がどんどん上がるというお得なプログラムです
楽天証券の条件をクリアするには、これらの条件をクリアすれば倍率が上乗せされます。
いつも通り10万円の買い物をすると、1%の1000ポイントのところがこちらの図のように7倍の倍率だとすると7,000ポイントが付与されます。
これはかなりお得な制度なので、楽天市場を利用される方は是非楽天証券枠の獲得して下さい。
おまけ情報ですが、日本経済新聞社が提供するビジネスデータベースサービスを無料で利用できる制度もありますので、スマホ用のアプリをダウンロードしている方はこちらも覚えておいてください。
日経テレコン(楽天証券版)
楽天証券では、日本経済新聞社が提供するビジネスデータベースサービス「日経テレコン(楽天証券版)」を無料でご利用いただけます。
※日経テレコン(楽天証券版)の利用には楽天証券の口座開設およびログインが必要です。
日経テレコン(楽天証券版)でご提供しているサービス
- 日本経済新聞(朝刊・夕刊)、日経産業新聞、日経MJなどの閲覧(3日分)
- 過去1年分の新聞記事検索
- 日経速報ニュースの閲覧
※配信内容は、楽天証券用にカスタマイズされています。
今回は積立投資における楽天証券の優位性というテーマでポイント還元に焦点を当てた内容でしたが、一番重要なのはそのポイントを何に使うかということです。
貯めたポイントをさらに投資にまわすというのも大変素晴らしいやり方だと思いますが、貯まったポイントでお買い物するなり、美味しいものを食べるなり、旅行に行くなりして今使うお金の代わりとしてポイントを活用するのもアリです。
積立投資の鉄則はとにかく継続することですし、継続するには今を楽しむことが一番です。
歯を食いしばってお金を貯めるのではなく、ポイントの恩恵に預かって今を楽しみながら積立投資を行うことが、むしろ将来の資産形成への近道かもしれませんね。