米国3大指数を徹底解説「S&P500、ダウ、ナスダック」

  • S&P500、ダウ、ナスダックってどんな特徴があるの?

    S&P500とは

    そもそも株価指数って何?

    ・株式市場の全体とかあるいは特定の銘柄のグループの株価っていうのを平均化したもの

    ・日本で言えば、日経平均とかトピックスが有名

    ・S&P500は米国の株価指数では最も有名なもののひとつ

     

    S&P500って何

    ・S&P ダウ・ジョーンズ社が算出している米国の株価指数(NY証券取引所、ナスダック上場の大型株)

    ・米国の取引所に上場されている米国企業で大型株から選ばれた後505銘柄で構成

    ・時価総額の大きいアップル、アマゾン、マイクロソフトが含まれ、大型株中心の指数

    2つの特徴

    ・アメリカの株式市場そのものを表している株価指数

    アメリカ上場企業4,000社くらいを集めた指数とほぼ同じ

    ・投資家の成績を図るものさし(ベンチマーク)

    年金基金、ヘッジファンドはS&P500 と比べて評価される

    投資家、ファンドの成績を測る物差しになっている

    成績はどうなのか?

    過去10年のチャートを見ると完全に右肩上がり

    2015年のチャイナショック、2018年のアップルショック、2020年のコロナショック中下がってもすぐ上がる

     ※モーニングスター社サイトより

    過去10年間の年率のリターン⇒13.11%

    NYダウとは

    日本だと日経平均に相当する世界で最も有名な株価指数

    ・正式名称「ダウ・ジョーンズ工業平均株価」

    ・米国を代表する30の銘柄で構成され100年以上の歴史を持つ最も古い株価

    ・S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出・公表。5名の有識者で構成される指名委員会が30銘柄の選定・入れ替えを判断

    ・成長性・流動性・時価総額を基準に主要セクター‐からまんべんなく選定

    ・創設時から唯一30銘柄の中に入っていたGEが外れウォルグリーンブーツ・アライアンス(世界最大のドラッグストアチェーン)が組み入れられたり、新陳代謝をどんどん繰り返している

    米国企業トップ30エリート中のエリート(世界的なグローバル企業がほとんど)

    構成銘柄の図解

    ・エクソン・モービル、シェブロンはサウジアラビアの原油安売りの影響で大きく値を下げた

    ・ボーイング、ウォルトディズニーは渡航制限による人の減少の影響を受けた

    2、3月の下落を踏まえても過去10年間の年率のリターン⇒12.22%

    ※モーニングスター社サイトより

    ナスダックとは

    GAFAが入っている市場としても有名

    米国の新興企業(ベンチャー)向けの株式企業で、ベンチャー向けとしては世界最大の市場

    スタートは1971年。約50年の歴史を持つ

    米国市場の強さの源泉となっているIT企業を中心に上場している

    2020/05/09日本経済新聞『GAFAM、東証1部越え 時価総額560兆円に』

    そのうちGAFAはナスダックに上場

    グロース銘柄で構成、驚異的な成長

    NASDAQ-100 IndeX(ナスダックの上位100社で構成)

    ※モーニングスター社サイトより

    過去10年間の年率のリターン⇒17.58%

    リターンが最も高いのは?

    ・S&P500 、ダウ⇒11% ナスダック⇒17%

    3指数を比べるとナスダック圧勝

    まとめ

    おススメの買い方

    ・投資信託、どちらでもOK

    確定拠出年金口座が使えるならまずはそれをつかう⇒使えなくても積立NISA

    ・ETFの場合は一般NISA口座で

    ※ただし、一般NISAと積立NISA口座の併用はできないのでご注意を!